通勤電車が混んでいるなと思ったら「春節(旧正月)」の季節でした。春節になると日本にはどのような影響があるのでしょうか?
毎年春節(旧正月)の時期になると、日本には多くの中国人観光客が訪れ、観光地やショッピングエリアが大混雑します。   2025年の春節の連休は1月28日~2月4日にあたり、今年も日本の百貨店や免税店は“爆買い”の光景が戻ってくることが予想されます。さらに、北海道や東京、大阪などの人気エリアでは、観光客の増加による混雑が避けられません。   本記事では、春節によって日本経済がどのように動くのか、人気スポットの混雑状況、そして中国人観光客が訪れる理由について詳しく解説します。

春節って何?なぜ日本に影響があるのか

春節(旧正月)は、中国をはじめとするアジア諸国で最大の祝日の一つです。2025年の春節は1月29日が元旦で、連休期間は1月28日から2月4日までの8日間です。
 
この期間、中国人観光客が日本に押し寄せ、観光地やショッピングエリアが大混雑します。彼らの訪日は日本経済に大きな影響を与えるため、日本の企業や消費者にとっても注目の時期となります。
 

春節で日本経済が動く!復活する“爆買い”の実態

かつての「爆買い」は、2024年以降の訪日観光客の回復とともに再び注目されています。しかし、以前のようにブランド品や高級時計を大量購入するスタイルから、体験型の「コト消費」へとシフトしている傾向が指摘されています。
 
「コト消費」の代表例は、温泉やグルメ体験、テーマパークなどです。これに伴い宿泊施設の予約は早くから埋まりつつあり、「平日なのに新幹線が混んでいる」というネットの声も見受けられます。
 
さらに、訪日観光客の増加により、一部の地域や期間では宿泊費や交通費が上昇し、日本国内の旅行者にも影響を及ぼす可能性があります。
 
また、訪日外国人の消費額は増加傾向にあり、百貨店や免税店での高級品の購入が見られるものの、家電や化粧品、医薬品の需要が引き続き高いと報告されています。
 

ここが大混雑!春節に訪日観光客が押し寄せるスポット