1人暮らしで食費「1食400円」以内は難しい? 毎日「自炊」と「冷凍食品」なら、どちらがコスパいいの? メリット・デメリットも比較
物価高騰が続く中、「いかに食費を抑えるか」は多くの人にとって重要なテーマです。特に、単身世帯で多忙な場合、手軽さやコスパも重要です。「1食あたり400円以内」という食費目標を達成するには、自炊と冷凍食品、どちらのほうが良いのでしょうか?   今回は、自炊と冷凍食品のコストを比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

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1食あたり400円以内、自炊vs冷凍食品のコスト比較

まず、はじめに、単身世帯の平均的な食費を確認します。総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2023年」によると、単身世帯の月間食料費支出は平均4万2049円です。1日あたりにすると約1400円で、1日3食とすると、1食あたり約470円の計算となります。
 
この内訳には外食や調理済み(レトルト)食品も入っているので、全てを食材から作り自炊した場合と、冷凍食品だけの場合で比較してみましょう。
 

自炊の場合、複数食分以上の料理を作れば400円以内に抑えられる

自炊の場合は、購入した食材を工夫して調理することで、2食分以上の食事を作ることが可能です。現在、物価高騰で食材の値段も高くなっていますが、工夫次第で1食あたり400円以内に抑えることは可能です。
 
例えば、同じパスタでも自炊の場合、1束を1食分と仮定すればパスタの麺が5食分入って価格は500円程度、素パスタであれば1食あたり約100円です。
 
加える具材によって価格は変わりますが、例えば、ミートソースパスタの場合、ひき肉100グラムで約180円、トマト缶100グラムで約32円です。その他の調味料を1食あたり20円と仮定すると、合計で約330円となり、アレンジをしても1食あたり400円以内に抑えることは可能です。
 
自炊のほうが自分で具材の種類、量もコントロールでき、より食費を安く抑えることが可能でしょう。
 

冷凍食品の場合、パスタなどの単品商品であれば400円以内に抑えられる