妻は「少しでも安く野菜を買いたい」と、家から車で20分の「直売所」に買いに行っています。車で5分の「スーパー」の方がコスパがいいのではないでしょうか…?
食材の買い物はできるだけ安く済ませたいと思う人もいるでしょう。少しでも安い商品を買うために、家の近くではなく少し離れた場所にあるお店まで足を運ぶこともあるかもしれません。   しかし、買い物に車を使う場合はガソリン代もかかるため「せっかく安い商品を購入できても節約になっているのか分からない」と感じる可能性もあります。   本記事では、家から「車で20分の直売所」と「車で5分のスーパー」で野菜を購入する場合、どちらがお得なのかについてご紹介します。

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「車で20分」と「車で5分」のガソリン代の差は?

まずは、車で20分かかる直売所へ行くのと車で5分の場所にあるスーパーへ行くのとでは、ガソリン代がどれくらい変わるのかを確認してみましょう。今回は燃費20キロメートル/リットルで走る車を例に挙げて計算します。
 
経済産業省資源エネルギー庁によると、令和7年1月14日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で180.7円/リットルです。車で20分の直売所までの距離を20キロメートルとすると、ガソリン代は約181円かかる計算になります。一方、車で5分のスーパーまでの距離を5キロメートルとした場合にかかるガソリン代は約45円です。
 
信号待ちの時間などを考慮すると実際はもう少し短くなると考えられますが、車で20分の直売所へ行くよりも、車で5分のスーパーへ行く方が136円ほど安く済む可能性があります。
 

「直売所」と「スーパー」の野菜の価格の差は?

直売所は安いイメージがあるかもしれませんが、実際にスーパーで売られている野菜と比べるとどうなのか確認してみましょう。関東のある直売所での販売価格と、同じ地域にあるスーパーの特売チラシに記載されている価格を表1にまとめたので参考にしてください。
 
表1

直売所 スーパー
トマト1個 30円 138円
りんご1玉 100円 195円
ピーマン1袋 50円 105円