5人家族のためお風呂は「追いだき」必須です。毎日追いだきをすると1ヶ月のガス代はいくらになるのでしょうか?
家族の人数が多いと、全員が入浴し終わる前にお風呂が冷めてしまい、追いだきをしているという家庭もあるでしょう。追いだきはガス代がかかるため、費用負担を少しでもおさえたいなら工夫が必要です。   また、追いだきを頻繁にするときはメンテナンスもしたほうがいいでしょう。今回は、毎日追いだきをしたときにかかる費用や追いだきを利用するときのポイントなどについてご紹介します。

▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較

毎日追いだきをすると費用はいくらかかる?

追いだきをする際、お風呂のお湯はそのままなので、水道代はかかりません。ガス代のみが発生します。今回は、追いだきをした際に発生するガス代を以下の条件で計算します。
 

・お湯は毎回21度まで低下し、追いだきで42度まで上昇させる
・1日に2回追いだきをする
・1ヶ月を31日とする
・ガス単価は130.46円/立方メートルとする
・熱効率は80%とする
・発熱量が1万750キロカロリーとする
・浴槽は250リットルまで水が入っているとする

 
追いだきをしたときのガス代の計算式は「追いだき前後の水の温度差×湯量÷(熱効率×発熱量)×ガス単価」です。今回の条件だと、追いだき1回あたりのガス代は「(42度-21度)×250リットル÷(80%×1万750キロカロリー)×130.46円/立方メートル」で約80円です。
 
1日に2回追いだきをするので、1日あたりのガス代は約160円になります。31日間毎日2回ずつ追いだきをすると、ガス代は合計4960円です。
 

追いだきをするときの節約ポイント

まず、追いだきをするときは浴槽にフタをしておきましょう。フタを外していると温度が下がりやすくなるため、追いだきに時間がかかります。フタをすることで温度が下がりにくくなり、追いだきにかかるガス代を節約できるでしょう。同様の理由で、お風呂を使用したあとも、フタを閉めておくことがおすすめです。
 
また、可能であれば追いだきをしてから30分ほどで全員入浴を済ませるか、時間がかかるときは自動保温機能をオフにしておきましょう。追いだきをしてから一定時間以上経過すると自動で保温するので、オフにしないとガス代が発生します。
 
なお、浴槽の湯量を少なくしても、温める時間が短くなるため節約が可能です。
 

追いだきを繰り返すときの注意点