
▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
追いだき機能のメリットとは?
はじめに追いだきをする際のメリットを確かめていきましょう。
●入浴中に温度が下がっても自由にお湯を温められる
●お湯を沸かす時間が短縮できる
●お湯を沸かすためにかかる水道代を削減できる
追いだきはお風呂を自由に温めることができるため、今回のように生活サイクルが違う家族はお風呂の温度を簡単に設定できます。
追いだきをする際にかかるガス代とは?
追いだきをする際にかかるガス代を、以下の条件で算出します。
●東京都の1月の平均水温8.4度から40度に温める(温度差約32度)
●一般的な給湯器を使用するとして熱効率は80%
●発熱量は1万750(キロカロリー/立方メートル)
●基準単位料金は東京ガスのB表基準単位料金(130.46円)を使用
なお、東京ガスの都市ガスの発熱量である発電量は1平方メートルあたり45メガジュールで、キロカロリーに変換するとおよそ1万750です。
ガス代は「上昇温度×水量÷(熱効率×発熱量)×基準単位料金」の計算式で求められます。この計算式に基づいて計算すると、200リットル分入ったお風呂を温め直すためにかかるガス代は「32(度)×200(リットル)÷{80(%)×1万750(キロカロリー/立法メートル)}×130.46(円/立方メートル)」で約97円となります。
この97円を1日分のガス代として、さらに1ヶ月(30日間)追いだきを毎日した場合は「97(円)×30(日)」で2910円かかる計算となります。温め直す際のお湯の温度によっても異なりますが、冬の時期は寒いため、その分お風呂を沸かすガス代もかさんでしまいます。