「もったいないから」と80代の母は週に3回しかシャンプーを使いません。ほかの日はお湯のみだそうですが、節約できているのでしょうか?
人によっては、節約のためにシャワーの利用時間を減らすだけでなく、シャンプーの利用回数も少なくするケースがあります。もし母親が毎日シャンプーをしないことが気になる場合は、実際にどれくらい節約できるかを計算してみるといいでしょう。   今回は、シャンプーにかかるコストや、シャンプーやシャワーを節約すると水道代やガス代がいくら安くなるのかなどについてご紹介します。

▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較

シャンプーにかかるコストはいくらくらい?

シャンプーの費用は会社やブランドによって大きく異なります。例えば、A社では320ミリリットルのシャンプーが599円です。一方、B社のシャンプーは250ミリリットルで3850円かかります。シャンプー1回あたりの使用量を6ミリリットルとすると、A社の商品は1回約11円、B社の商品だと1回につき約92.4円です。
 
もし母親がシャンプーの値段を気にして使用頻度を減らしているなら、より安い価格帯のシャンプーを選ぶのもいいでしょう。ただし、シャンプーの種類によっては頭皮に合わない可能性もあります。まずは小さいサイズで試してみて、問題がなければ継続して使用することがおすすめです。
 

シャンプーの回数とシャワーの時間を少なくするとどれくらい節約できる?

今回は、以下の条件でシャンプーを毎日使用してシャワーを20分使用したときと、シャンプーを週に3回とシャワーを15分にした場合の費用差を比較します。
 

・A社のシャンプーを使用する
・ガス代の基準単価は東京ガス株式会社の「一般契約料金B表」130.46円/立方メートルとする
・熱効率は80%
・発熱量は1万750キロカロリー
・シャワー使用時にお湯を20度から40度まで上昇させる
・水道代は東京都水道局が公表している目安の1リットルあたり0.24円
・1分流しっぱなしで水を12リットル消費する
・シャワーはシャンプーを使うときが20分、使わないときが15分