「家族でハワイ旅行に行く」と伝えたら、両親が「200万円」援助してくれた! 税金を心配したら「タンス預金だから大丈夫」とのことだけど、本当に問題ない?
家族でハワイ旅行をするとなるとかなりの金額がかかります。両親にその話をしたら金銭の援助を申し出てくれた、そんなうれしいこともあるかもしれません。   大金を援助してもらう際には税金面も気になりますが、親が「タンス預金だから大丈夫」と言っている場合でも、本当に問題ないのでしょうか?   本記事ではタンス預金と税金の関係、そして贈与税の仕組みについて解説します。

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タンス預金とは

タンス預金とは、銀行口座などの金融機関ではなく、自宅で保管しているお金(現金)のことです。金庫やタンスの中に現金をしまっておくことから、その名前がつけられました。
 
まず、タンス預金があったとしても単に現金を持っているだけであり、課税されません。しかし、タンス預金を他人に渡した場合、その性質が「贈与」と判断されることがあります。
 

タンス預金でも贈与の場合には贈与税がかかる可能性がある

タンス預金であろうと、銀行に預けている預金だろうと、他人に現金を渡す行為は「贈与」に該当し、受け取った人は「贈与税」を負担しなければならない可能性があります。
 
日本では、年間110万円を超える金額を贈与された場合、その超過分に対して贈与税が課されます。つまり、両親から200万円の援助を受けた場合、110万円を超える90万円が課税対象となります。
 
税務署は、タンス預金の存在自体は問題視しませんが、お金の動きは注視します。たとえ銀行を介さず現金で受け取ったとしても、その使途や状況から税務調査の対象になるかもしれません。
 
特に高額な現金が動く場合、税務署が疑問に感じ、結果的に贈与税がかかる可能性もあります。
 

贈与税はかかるとしたらどれくらい?