
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
弁護士の平均収入は?
日本弁護士連合会の「弁護士白書2023年版」によると、弁護士の収入の平均値(5%調整平均)は2082万6000円、中央値は1500万円です。平均値はデータの合計をそのデータの個数で割ったもの、中央値はデータを大きさの順に並べたとき、ちょうど真ん中にくるもののことをいいます。
経験年数別の収入と所得の中央値を、表1にまとめました。
表1
経験年数 | 収入の中央値 | 所得の中央値 |
---|---|---|
5年未満 | 550万円 | 300万円 |
5年以上10年未満 | 1027万円 | 650万円 |
10年以上15年未満 | 1800万円 | 860万円 |
15年以上20年未満 | 2100万円 | 1100万円 |
20年以上25年未満 | 2950万円 | 1215万円 |
25年以上30年未満 | 2680万円 | 1000万円 |
30年以上35年未満 | 2200万円 | 695万円 |
35年以上 | 1300万円 | 429万円 |
出典:日本弁護士連合会「弁護士白書2023年版」を基に筆者作成
収入の中央値が最も高くなるのは経験年数が20年以上25年未満の人で3000万円近い金額になっていますが、35年以上になると1000万円台まで下がります。
ただし、弁護士の場合は個人事業主として働いている人も多く、その場合は収入から必要経費を引いたものが所得金額となるため、「収入=年収」とはならない可能性もあります。