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主婦(主夫)年金とは
主婦(主夫)年金とは、公的年金として第3号被保険者が受給できる国民年金のことです。
国民年金における被保険者は第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者の3種類に分かれています。第1号被保険者の対象は20歳以上60歳未満の自営業者や学生、無職の方などです。第2号被保険者の対象になるのは70歳未満の会社員や公務員などであり、国民年金のほかに厚生年金に加入できます。主婦(主夫)など、第2号被保険者に扶養される人が対象となるのが第3号被保険者です。
なお、日本年金機構によると、第3号被保険者に該当するには、以下の条件を満たしている必要があります。
●20歳以上60歳未満
●第2号被保険者に扶養されている配偶者
●年収が130万円未満であり、かつ、配偶者の年収の2分の1未満
特に収入面などが上記の条件に当てはまっていれば、専業主婦(主夫)だけでなく、アルバイト勤務者なども第3号被保険者に該当します。
第1号被保険者と第3号被保険者は厚生年金が受け取れず、国民年金のみを受け取れる点では同じです。しかし、第1号被保険者は国民年金の保険料を納める必要があるのに対し、第3号被保険者は自分で納める必要がない点が異なります。これが理由のひとつとなり、第3号被保険者制度、つまりは主婦(主夫)年金の廃止が検討されているのです。