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国民一人あたりの「かくれ資産」とは
「かくれ資産」の定義は、1年以上使用せずに理由なく家庭内に保管しているモノを不要品としたときの、不要品保管数量調査および「メルカリ」の平均取引価格により不要品を金額換算した数値です。
株式会社メルカリの「2023年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”に関する調査」によると、国民一人あたり平均約53万2000円で、総額は推計約66兆6772億円でした。総額は、5年間で1.8倍の規模へ拡大し、2018年の第1回が約37兆円、2021年の第2回が約44兆円、2023年の第3回で約67兆円となりました。
1世帯あたりの平均「かくれ資産」は約110万6000円で、単身世帯が約53万円、20代・30代夫婦2人世帯が約79万円、50代・60代夫婦2人世帯が約132万円となっています。
どんな項目のものが「かくれ資産」として多いのか
「かくれ資産」として多い項目は、「服飾雑貨」「書籍・CD・ゲーム」「家具・家電・雑貨」「ホビー・レジャー」「美容・健康」です。中でも、資産額として最も大きい割合を占めるものは「服飾雑貨」で、捨てる予定の不要品の資産価値は金額換算すると平均8万5000円相当になります。
表1
一人あたり平均かくれ資産 | 家庭での不要品(金額換算) | |
---|---|---|
服飾雑貨 | 20万6631円 | 3万5550円 |
書籍・CD・ゲーム | 14万410円 | 1万1135円 |
家具・家電・雑貨 | 9万2960円 | 1万3175円 |
ホビー・レジャー | 7万3210円 | 2万2801円 |
美容・健康 | 1万8433円 | 2210円 |
平均相当 | 53万2000円 | 約8万5000円 |