全国約1400の郵便局で「昼休み」を導入?仕事の合間にしか窓口にいけない人はどうすればよい?
郵便局で昼休みを導入するというニュースを聞いて「仕事の合間にしか窓口に行けない人はどうすればいい?」と感じた方もいるでしょう。会社員の中には、郵便局や銀行などの用事を昼休みに済ませる人も多く、郵便局の昼休みと重なると困ってしまうでしょう。   そこで今回は、郵便局における昼休み導入の状況や、仕事の合間にしか窓口に行けない人はどうすればいいかについて調べてみました。

郵便局における昼休み導入の状況

2024年9月30日に、日本郵便株式会社は昼休みを導入する郵便局を大幅に増やす旨を発表しました。
 
これは「昼時間帯の窓口業務の休止」の試行郵便局のことで、2024年11月5日以降、試行郵便局を拡大するとのことです。昼休み導入の目的は、局員の労働環境の改善や、郵便局ネットワークを維持していくためとしています。
 
郵便局によって休止時間帯は異なりますが、例えば11:30~12:30に休止する場合の窓口営業時間は以下の通りです。


・郵便窓口:9:00~17:00→9:00~11:30、12:30~17:00
・金融窓口:9:00~16:00→9:00~11:30、12:30~16:00

試行郵便局では、昼休みを導入してから一定期間が経過するとお客さまアンケートを実施して、利便性への影響を確認したうえで本実施へ移行していくようです。今後も試行郵便局が増えたり、営業時間の見直しが行われたりする可能性が考えられます。
 

仕事の合間にしか窓口に行けない人はどうすればいい?

仕事の合間にしか窓口に行けない人にとって、郵便局の昼休み導入はうれしいニュースではないかもしれません。昼休みに郵便局を利用する習慣がある方は、対策が必要です。
 
昼休みが導入される郵便局は、全国にある約2万4000局の5%程度ですから、まず自身がよく利用する郵便局で確認する必要があります。対象となるのは局員が少なく、郵便物や金融業務の取り扱いが少ない郵便局が中心となるようです。
 
昼休みの時間帯は局によって異なり、11:00~14:30までのうち1時間とされています。自身が勤める会社の昼休みと時間差があれば、窓口営業時間内に利用できる可能性があります。
 
また昼休みに窓口は営業休止していますが、ATMは通常通り利用可能です。一部例外はありますが、郵便局・ゆうちょ銀行の店舗に設置しているATMであれば、土・日・祝日でも終日無料で利用できるので、ATMで用事を済ませられれば影響は少ないでしょう。
 

昼休み導入以外の変更点にも注意