炊飯器を24時間「保温」にするのはよくない? 保温だけで「電気代」は1ヶ月どのくらいかかっているのでしょうか?
炊飯器で炊いたご飯を一度に食べきらず、そのまま保温しておくこともあるでしょう。しかし、長時間保温のままにしておくと電気代が気になるという人もいるかもしれません。   実際のところ、炊飯器の保温機能だけで1ヶ月にどのくらいの電気代がかかるのか確認してみましょう。   本記事では、炊いたご飯をラップで保存し、電子レンジで温めて食べる場合の電気代や、炊飯器にかかる電気代をおさえる方法についてもご紹介します。

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炊飯器の保温にかかる電気代は?

まずは、炊飯器の保温にかかる電気代を計算してみましょう。
 
炊飯器の電気代は「消費電力量(キロワットアワー)×電気料金単価(円/キロワットアワー)」という式を使って計算できます。消費電力量はカタログや取扱説明書などに記載されているので確認しましょう。電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として公表している31円/キロワットアワーを使用します。
 
例えば、1時間あたりの保温時消費電力量が16.1ワットアワー(0.0161キロワットアワー)の炊飯器の場合、1時間の保温にかかる電気代は約0.5円です。今回の事例のように24時間保温でつけっぱなしにした場合は約12円、1ヶ月(30日)に換算すると保温だけで約360円の電気代がかかります。
 
さらに、1日1回ご飯を炊く際にかかる電気代を加えていきましょう。上記の炊飯器は1回あたりの炊飯時消費電力量が149ワットアワー(0.149キロワットアワー)なので、1回の炊飯にかかる電気代は約4.6円です。24時間保温にした場合の電気代と合わせると1日あたり約16.6円、1ヶ月で約498円になります。
 

ご飯を小分けにして電子レンジで温めて食べた方がお得?