老眼鏡を「眼鏡店」で購入する夫に「100均でいいのでは」と思ってしまいます…なにが違うのでしょうか?
老眼鏡を100円ショップで購入できる昨今ですが、株式会社ジンズの「メガネ白書2023」によれば、67%の人が、老眼鏡・老眼用メガネを「メガネチェーン店」で購入しています。   また、「量販店(100円ショップ、ドラッグストアなど)」で購入している方は15.2%、「その他の雑貨・文具店」は3.6%であり、眼鏡は眼鏡店での購入が主流といえるでしょう。しかし、眼鏡を使わない人からすれば「なにが違うのだろう」と疑問に感じるかもしれません。   今回は、老眼鏡の購入について、眼鏡店と100円ショップの違いを解説します。

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眼鏡店では視力検査やフィッティング調整などを受けられる

1つ目の違いは、視力検査やフィッティング調整などの有無です。眼鏡店で購入する際は、購入者の視力を測定したうえで、顔の形にフィットさせるための調整を受けられます。一方、100円ショップでは、視力検査やフィッティング調整は行われません。
 
多くの場合、視力は左右で異なります。最適なレンズを見つけるためには、左右それぞれの状態を確認し、さまざまなレンズの組み合わせを試す作業が必要です。
 
また、眼鏡のレンズは、中心が最も見えやすいとされます。眼と眼のあいだの距離は人それぞれのため、フィッティング作業を行い、眼の中心とレンズの中心が直線上になるよう調整するようです。
 
度数やフィッティングが調整されていない老眼鏡を使うと、眼精疲労を引き起こすおそれがあるとされます。こうした事情からか、同調査では「使用頻度が最も高い眼鏡の価格帯」として、約60%が1万円以上と回答しています。一方、1000円以下と回答した人の割合は3.2%です。
 
ただし、視力検査やフィッティング調整を受ける分、眼鏡店での購入は時間がかかるようです。時間に余裕がない場合などは、100円ショップの方が利用しやすいかもしれません。
 

眼鏡店の方がフレームの種類が豊富とされる