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記念硬貨とは
記念硬貨とは、オリンピックやワールドカップなどの国家的な行事の開催を記念して発行される硬貨のことです。日本では皇室に関する行事の際に記念硬貨が発行されてきました。なお、記念硬貨は世界中で発行されています。
記念硬貨は記念品としてだけでなく、収集品としての要素も大きい点が特徴的です。中には、発行数が少ないなどの理由で希少価値が高いものもあり、コレクターの間で高額取引されることもあるようです。種類によっては、額面以上の価値で取り引きされることも珍しくありません。
また、記念硬貨は金や銀でできていることも多いため、投資目的で収集、保管している方も多くいます。金や銀の値動きに合わせて売却することで、利益を得られる可能性もあるでしょう。
なお、記念硬貨は通貨としても使用することが可能です。額面金額が1000円であれば、1000円の通貨として使用できます。
しかし、店舗での会計時には、記念硬貨の利用を断られるケースもあります。その理由の1つとして、店員が記念硬貨を通常の通貨として利用できることを知らないケースが挙げられます。
また、広く普及している自動精算機では、基本的に記念硬貨は利用できないとされています。記念硬貨は一般的に流通している硬貨と大きさや重さが異なるため、機械が判別できないからです。さらに、自動販売機にも対応していません。
記念硬貨を額面通りの価値として利用する場合は、金融機関で同額の硬貨や紙幣に交換してもらうとよいでしょう。
ただし、記念硬貨は額面以上の価値を持っていることもあります。思わぬ利益につながる可能性もあるため、交換する前に価値を確かめてみることをおすすめします。