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東京で軽自動車に乗る人は少ない?
東京自動車部品商協同組合の東京市場データによると、東京都の乗用車保有シェア率は、普通車が42%、小型車が25%、軽自動車が15%であり、軽自動車に乗る人の割合が少ないことが分かります。
ちなみに軽自動車とは、長さ3.4メートル以下、幅1.48メートル以下、高さ2.0メートル以下で、かつ排気量が660ccの三輪および四輪自動車のことです。
また、小型車とは全長4.7メートル以下、幅1.7メートル以下、高さ2.0メートル以下、かつ排気量が2000cc以下の自動車のことで、それ以上のものが乗用車に分類されます。
なお排気量とは、エンジンが吸い込むことのできる空気と燃料の量です。排気量が大きいほどエンジンのパワーは強くなり、加速性能に優れているため、走り出しの加速や上り坂の走行で馬力の強さを発揮します。
東京ではなぜ軽自動車が不人気?
地方では、公共交通機関が整備されておらず、車が生活必需品である地域は少なくありません。場合によっては家族に1台ではなく、1人に1台車が必要な地域もあります。
一方で、東京は公共交通機関が発達しており、車がなくても問題なく生活できる人がほとんどです。そのため、そもそも車の保有者が少ない傾向があります。
さらに、自動車を保有するには維持費も必要です。維持費には駐車場代も含まれますが、東京では駐車場代が高く、エリアによっては1ヶ月当たりの相場が5万円ほどするケースもあります。
このような理由から、そもそも東京で車を持っている人は、経済的に余裕があるケースが多いということになるでしょう。経済的に余裕があれば、車体価格や維持費が比較的安いとされている軽自動車を選ばない可能性も高く、普通車のほうが多いという結果につながっていると考えられます。