PS5の1年間の電気代はどのくらい? 待機電力には注意すべき?
ゲーム好きのご家庭で気になるのが、ゲーム機の電気代です。そこで、PS5を1年間使った場合の電気代について、詳しく解説します。

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PS5の1年間の電気代

1年間でかかる電気代を試算してみましょう。


計算条件
最大消費電力:350W
年間使用時間:730時間(365日×2時間)
電気料金単価:31円/kWh

電気代は、以下の計算式から求めることができます。
 
消費電力(W÷1000×1日の使用時間(時間)×電気料金単価(円/kWh)
 
PS5を1日2時間使用した場合の年間の消費電力と電気代を試算すると以下の結果になります。


年間消費電力:約255.5kWh
年間電気代:約7920円

 

ゲームを楽しむ際には、ディスプレーの電力も考慮することが重要

ゲーム機の使用に伴う電気代を考える際に見落としがちなのが、テレビやモニターなどのディスプレーの消費電力です。ゲームをするには欠かせないディスプレーですが、その電力使用量も電気代に大きな影響を与えるため注意が必要です。
 
たとえば、50インチの4Kテレビの場合、消費電力は約100W程度とされています。これをPS5本体(350W)と一緒に使用すると、消費電力はさらに増加します。実際に計算してみると、PS5と50インチ4Kテレビを同時に1年間で1000時間使用した場合の電気代は以下の通りです。
 
(350W + 100W)÷ 1000 × 1000時間 × 31円/kWh
 
この条件での年間電気代は、約1万3950円となります。ゲームを楽しむ際には、本体だけでなくディスプレーの電力も考慮することが大切です。
 

待機電力に注意

ゲーム機を使っていないときでも消費される「待機電力」にも注意が必要です。多くの場合、プレイ中の電力使用量ばかりに目が行きがちですが、待機中の電力消費を見過ごすと、実際の電気代を正確に把握できなくなる可能性があります。
 
例えば、Nintendo Switchは電源オフ時でも約0.3Wの電力を消費するとされているのです。これを1日約15時間待機状態で使用した場合、年間で約1642Wh(1.642kWh)の電力を消費します。
 
電気料金単価31円/kWhとした場合、待機電力による年間電気代は約51円と少額ではありますが、複数のゲーム機を長時間待機状態にしていると、その分の電気代が積み重なることになります。
 
無駄な電力消費を防ぎ、電気代を賢く節約するためには、ゲーム機を使わないときに電源を切る、またはコンセントからプラグを抜くといった工夫が重要です。こうした取り組みで不要な消費を抑え、効率的にゲーム機を活用できるでしょう。
 

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