40代の平均年収はどのくらい? 「600万円」は高い?都市と地方で差はある?
日常生活を送るうえで、収入はなくてはならないものです。いわゆる年収はさまざまな要素によって変化しますが、年齢や住んでいる場所もその一つといえます。自身の年収を平均値と比較した場合に、どのあたりに位置しているのか気になる方は多いのではないでしょうか。   本記事では、居住地ごとの平均年収を、年齢も踏まえて解説します。なお、「都市部」という言葉は定義が曖昧なため、本記事では「都市部以外」を人口が少ないランキングにおける下位5つの県としています。

▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?

40代の平均年収

国税庁が実施した令和5年分の民間給与実態統計調査によると、給与所得者の平均年収は男女合計で約460万円とされています。なお、男性のみの場合では約569万円、女性のみの場合は約316万円です。
 
年齢別に見てみると、40〜44歳の男女における平均年収は約501万円であり、男性のみでは約612万円、女性のみでは約343万円です。45〜49歳の男女の場合は約521万円、男性のみで約653万円、女性のみで約343万円となっており、40代前半と比較すると、男女の平均年収は総じて増えている傾向にあります。
 

都市部以外の平均年収

総務省が実施した国勢調査と厚生労働省による賃金基本統計調査を参考に、都道府県別の人口ランキング下位5つにおける40代の平均年収を以下にまとめました。
 

・47位:鳥取県:約419万円
・46位:島根県:約460万円
・45位:高知県:約453万円
:44位:徳島県:約467万円
・43位:福井県:約495万円

 
金額は、いずれも千円以下を切り捨てています。
 
上記は1人当たりの平均年収のため、これらと比較すると「共働きで給料600万円」は低めの年収であるといえます。ただし、居住地における年収差の妥当性は、判断するうえでの明確な基準がないので、あくまで現状が妥当かどうかは各々の感じ方次第でしょう。
 

年収を上げる方法