もうすぐ子どもが生まれますが、「児童手当」は学費のために貯金する予定です。すべてを貯めたら、大学の学費は賄えますか?
子どもが生まれて申請をすると児童手当が支給されます。子育て支援の給付金なので、保育園や幼稚園の費用として早速使う方もいれば、将来の教育費として全額貯金する方もいるでしょう。   児童手当を将来のために貯金するときは、児童手当だけで足りるのか、貯金はいくらあればよいかを把握しておくことが大切です。今回は、児童手当の金額や大学進学で必要な資金についてご紹介します。

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児童手当をすべて貯金するといくらになる?

こども家庭庁によると、児童手当は以下の金額を受け取れます。

●3歳未満:第2子までは月1万5000円、第3子以降は月3万円
●3歳~18歳に達する日以降の最初の3月31日まで:第2子までは月1万円、第3子以降は月3万円

また、児童手当は申請した翌月分から受け取れるため、子どもが生まれてすぐに申請したとしても生後1ヶ月目から支給されます。
 
例えば、第1子の子どもが3月2日に生まれたとしましょう。すぐに申請し認定を受けられれば4月分から受け取れるため、3歳になる直前の0歳1ヶ月~2歳11ヶ月の2年11ヶ月は、毎月1万5000円、合計52万5000円を受け取れます。
 
また、児童手当は18歳に達する年度の3月31日まで受給可能です。今回のケースだと18歳に達する日と以降で最初に訪れる3月31日が同じ月なので、受給できるのは3歳0ヶ月~18歳0ヶ月の181ヶ月で毎月1万円、合計181万円を受け取れます。
 
2歳11ヶ月までに受け取った児童手当と合算すると、第1子のみでは合計233万5000円の児童手当を受給可能となる計算です。なお、第3子以降からは金額が変わるため、兄弟姉妹の多い世帯では受け取れる総額も変わります。
 

大学の進学に際して必要な費用はいくら?