警察官の彼の手取りは「月20万円」だそうです。ほかの公務員もそれくらいなのでしょうか?
家族やパートナーが警察官として働いていると、公務員としての収入はどうなのか気になる方もいるでしょう。公務員は警察官以外にもさまざまな種類があり、職種によって平均給与も変わります。   もし、パートナーの警察官としての手取りが多いのか分からないときは、平均給与を調べることも方法のひとつです。今回は、警察官の平均月給や、ほかの公務員との給料比較などについてご紹介します。

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警察官の平均月給はいくら?

警察官は、都道府県警察に所属する地方公務員と、警察庁に所属する国家公務員に分けられます。総務省の「令和5年 地方公務員給与の実態」によると、地方公務員としての警察官の平均基本給は、月額で36万9082円でした。
 
一方、人事院給与局の「令和5年国家公務員 給与等実態調査 報告書」によると、警察庁の警察官も該当する公安職俸給表(一)の平均給与月額は、38万2749円です。都道府県警察に所属する警察官と比較すると、月額1万3667円の差になります。
 
今回の事例における彼の手取りが月20万円の場合、警察官の平均よりは少ないでしょう。ただし、彼の現在の手取りが月20万円でも、昇進や仕事内容の変化によっては給料が上がる可能性も十分にあります。
 

警察官はほかの公務員の平均月給よりも高い?

総務省や人事院の資料では、ほかの職種の平均給与月額も公表されています。それぞれの資料を基に、ほかの職種と警察官との給料を比較しましょう。
 

地方公務員の警察官

総務省の資料によると、地方公務員の平均給与月額が高い3職種と低い3職種は以下の通りです。
 

上位3職種

1位:医師・歯科医師職、56万5989円
2位:特定任期付職員(高度な専門知識や経験が必要なために任期を決めて採用される職員)、53万6700円
3位:大学教育職、46万6927円