母に次女のランドセルはおさがりと話すと「かわいそう…」と言われました。おさがりのランドセルってあまり使わないのでしょうか?
お子さんが複数人いる場合、2人目・3人目のランドセルとしておさがりを引き継ぐ場合もあるでしょう。ただし、おさがりの利用は人によって考え方が異なる場合もあります。   そこで今回は、おさがりのランドセルの利用状況や、使用する際の注意点などについて紹介します。おさがりのランドセル使用を検討している方は、参考にしてください。

▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?

ランドセルの費用相場

一般社団法人日本鞄協会が実施している「ランドセル購入に関する調査」によると、2024年度に進学した児童のランドセル購入費用相場は表1の通りです。
 
表1

購入費用 割合
2万4999円以下 6.1%
2万5000円~3万9999円 9.4%
4万円~5万4999円 17.4%
5万5000円~6万4999円 22.5%
6万5000円以上 37.6%
把握していない 6.5%

※一般社団法人日本鞄協会「ランドセル工業会ランドセル購入に関する調査2024年」より筆者作成
 
購入金額の平均額は、5万9138円でした。同調査による、2023年から2020年までの購入金額の平均は以下の通りです。

●2023年:5万8524円
●2022年:5万6425円
●2021年:5万5339円
●2020年:5万3600円

2020年から購入金額の平均は上昇傾向にありましたが、2023年と2024年はほぼ横ばいとなっています。
 

おさがりのランドセルを使用するメリット

ここでは、おさがりのランドセルを使用するメリットを2つ紹介します。
 
1つ目は、経済的な負担が減る点です。ランドセルは決して安くはないため、おさがりを利用すれば出費をおさえられます。また、小学生になると習い事などほかにもお金をかけたいものが出てくる可能性もあり、おさえた支出をそちらにも回せます。
 
2つ目は、兄弟・姉妹と同じデザインのものが使用できる点です。兄弟・姉妹で同じものを共有すると絆も深まります。上の子は自分が大事にしていたものを使ってもらえるとうれしいですし、買った側も長く愛着を持って使い続けてくれることに喜びを感じます。
 

ランドセルをおさがりする場合の注意点