ポットのお湯を1日中「保温」にしています。長時間「電気代」がかかっていると考えると、都度沸かした方が節約できますか?
電気ポットでお湯を沸かしてそのまま保温にしておくと、いつでも適温のお湯が手に入るため、頻繁にお茶を入れて飲む人などにとっては大変便利でしょう。   しかし、保温にしておく時間が長いほど、電気代が気になるという人もいるかもしれません。   本記事では、ポットのお湯を保温にせず、その都度沸かした場合の節約効果や、コストをおさえてお湯を沸かす方法についてご紹介します。

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ポットのお湯を使うときだけ沸騰させるようにするとどのくらい節約できる?

電気ポットには保温機能が備わっているため、使いたいときにすぐお湯を使えるというメリットがあります。保温の温度を設定できる機能がついているものもあるため、お湯を使う頻度が高い人には大変便利なアイテムです。
 
経済産業省資源エネルギー庁によると、電気ポットに2.2リットルの水を入れて沸騰させ、1.2リットルのお湯を使用した後で6時間保温状態にした場合と、保温せずにプラグを抜き、必要なときに再沸騰させて使用した場合を比較すると、後者の方が年間107.45キロワットアワーの省エネになり、年間約3330円節約できるということです。
 
1ヶ月に換算すると約278円の節約になるため、今回の事例のように「母がポットのお湯を1日保温にしているので電気代が心配」というときは、お湯を使うときに沸かすようすすめてあげるといいかもしれません。
 

お湯を沸かす際のコストをおさえる方法

寒い季節になると温かい飲み物を飲む機会が増える人もいるでしょうから、なるべくコストをおさえてお湯を沸かす方法をチェックしておきましょう。
 

省エネタイプのポットを使う

最近は優れた省エネ機能が備わっている電気ポットも登場しているため、そういったタイプのものに買い替えることで電気代を節約できる可能性もあります。
 
例えば、高い保温効果を発揮する高真空2重瓶構造を採用していたり、使用する時間に合わせてお湯が沸いているように設定できる節電タイマー機能が搭載されていたりするものもあるので、チェックしてみるといいでしょう。
 

保温にするなら設定温度を低めにする