アイドリング1時間で消費されるガソリンはどのくらい?バッテリーへの負荷はある?
寒い冬、車のエンジンをつけて暖房を効かせながら出社の準備をする方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、1時間程度エンジンをつけっぱなしにした場合、どれくらいの燃料が消費され、そのコストがどれほどになるのか詳しく解説します。

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アイドリング1時間で消費されるガソリンと費用

環境省のデータによると、普通乗用車がアイドリングを10分間行うと0.14リットルの燃料を消費するようす。これを1時間続けた場合、0.84リットルのガソリンを消費することになります。
 
ガソリン1リットルの価格が仮に170円とすると、0.84リットルの消費量は以下の計算になります。
 
0.84リットル × 170円 = 142.8円
 
したがって、乗用車のアイドリングを1時間行うと、約143円の燃料費がかかる計算となります。実のところ、アイドリングを1時間続けても燃料費への負担はそれほど大きくありませんが、長時間のアイドリングには明らかなデメリットがあるようです。
 

アイドリングが燃費に与える影響

エンジンを長時間つけたままにすると燃料を無駄に消費するとされています。アイドリング中でもガソリンは消費されるため、続けるほど燃料費はかさむと考えられます。
 
冷暖房を使用するとさらにガソリン消費が増え、機能を維持するためにエンジンにも負担がかかります。無駄な燃料消費を防ぐため、アイドリングはできるだけ短くしましょう。
 

バッテリーに過剰な負担がかかる

エンジンを長時間つけたままにすると、バッテリーに過剰な負担がかかるとされています。走行中は発電機が電力を供給しながらエンジンを動かしますが、アイドリング状態が続くと消費電力が供給を上回り、バッテリーが上がる可能性があるのです。
 
その結果、バッテリーの寿命が短くなり、より頻繁な点検や交換が必要になる場合もあるようです。
 

アイドリング中のバッテリー上がりを防ぐ方法