1ヶ月にかかる自炊費用はどのくらい?コンビニおにぎりだけで栄養はまかなえる?
物価高の影響で、食材や調味料の価格はもちろん、電気代やガス代なども値上がりが続いています。一人暮らしの人の中には、自炊をするよりも手軽で安いという理由から、朝食や昼食をコンビニおにぎりだけで済ます人もいるでしょう。   確かに、コストパフォーマンスは高いかもしれませんが、十分な栄養が取れるのかと疑問に思う人もいるはずです。そこで、今回は、コンビニおにぎりだけで十分な栄養を摂取できるのかを詳しく紹介します。

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1ヶ月あたりにかかる自炊の費用とは

総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2023年(令和5年)」によると、単身世帯の1ヶ月の平均食費は、4万2049円で、その額から外食費と調理食品費、菓子類などの費用を差し引くと、自炊にかかる食費は2万1503円となります。
 
一人暮らしの人の1ヶ月間の光熱費・水道代は1万3045円です。その内訳は、電気代が6726円、ガス代が3359円、そして水道代が2239円です。
 
また、自炊をする際にかかる光熱費の割合は、電気代が10%前後、ガス代が20%前後、そして水道代が15%前後となっています。これらの数字を参考にすると、1ヶ月あたりにかかる自炊の光熱費は、およそ1633円です。
 
自炊にかかる食費と光熱費を合計すると、2万3136円であると分かりました。
 

朝・昼にコンビニおにぎりを1つずつ購入した際の費用

朝と昼にコンビニでおにぎりを1つずつ購入した際にかかる費用をみていきましょう。
 
最近のコンビニおにぎりは、物価高の影響を受けて少しずつ値上がりしています。安いものでは120円くらいから、高いものでは300円近くする商品まで、幅広い価格帯が展開されているのが特徴です。
 
例えば、税込180円のおにぎりを2個購入した場合、1日あたりの出費は360円であり、30日間毎日おにぎりを購入し続けると1万800円となります。この価格だけ見ると、自炊するよりも安く済んでいるように思えますが、夕食や外食にかかる金額を加えると、自炊よりも高くなる恐れがあるでしょう。
 

コンビニおにぎりを食事とするメリット・デメリット