「バンダイ」の「プラモデル」が半世紀ぶりに「値上げ」。買い込む場合、どれだけのダメージになる?
バンダイスピリッツは、人気の「機動戦士ガンダム」シリーズをはじめとするプラモデル商品を2025年4月から値上げすることを発表しました。原材料や包装資材の価格高騰が理由とされる今回の値上げは、多くのプラモデル愛好家にとって大きな影響をおよぼすことが予想されます。   本記事では、趣味として複数の商品をまとめ買いする人にとって、値上げ前後でどれほどの負担増となるのかを具体的に算出してみました。

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バンダイのプラモデルが2025年4月より値上げ

バンダイスピリッツは、人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズを含むプラモデル71商品について、2025年4月1日以降から順次値上げを行うことを発表しました。平均的な値上げ率は15.3%とされていますが、商品によってその幅は異なるようです。
 
例えば、「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」の希望小売価格は、これまでの1100円から1320円へと20%の値上げが予定されています。一方で、「HGUC 1/144 ズゴック」や「同ズゴック(シャア専用)」は、770円から42.9%増の1100円と、大幅な価格改定が行われる予定です。
 
今回の値上げは、1969年にプラモデル製造を開始して以来、初めてのことだとされています。今後、今回の対象外の商品についても、さらなる値上げが検討される可能性があります。
 
プラモデル愛好家にとっては厳しいニュースですが、背景には業界全体でのコスト増があることを理解する必要がありそうです。
 

5つの製品をまとめ買いしたときの費用の差

ここでは、ランダムに選択した5製品を値上げ前に購入する場合と、値上げ後に購入する場合で、どれくらいの価格差が発生するのか見ていきましょう。以下の表1にまとめました。
 
表1

値上げ前 値上げ後 価格差
HG 1/144 ガンダムヴィダール 1320円 1540円 220円
HG 1/144 ガンダムバルバトスルプス 1100円 1430円 330円
HGCE 1/144 フリーダムガンダム 1980円 2200円 220円
MG 1/100 ジム(陸戦型) 3300円 3740円 440円
MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム 1万5400円 1万7050円 1650円
総額 2万3100円 2万5960円 2860円