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電気ポットと電気ケトルの違い
「お湯を沸かす」という同じ役割を持つ電化製品の電気ポットと電気ケトルですが、実際は機能面で違いがあるようです。
電気ポットは、大量のお湯が必要な時に便利とされており、100度や90度などお湯の温度を設定することが特徴です。それに加え、設定した温度で長時間保温できるのが大きな特徴とされています。
この機能により、赤ちゃんのミルクに適した温度に設定したり、緑茶や紅茶などそれぞれの飲み物に最適な温度に調整したりできるため、幅広い用途で利用されています。
一方電気ケトルは、コーヒー1杯分など、少量の水を短時間で沸騰させるのを目的としているようです。
電気ポットの電気代
電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている電力料金単価31円/kWhを用いて、「消費電力(kW)×使用時間(時間)×電力料金単価(円/kWh)」で算出します。
例えばとある電気ポットの場合、2.2Lの水を消費電力700Wで24分かけて沸かすため、1回あたりにかかる電気料金は約9円です。
また、一般社団法人日本電機工業会の自主基準(室温23度で1日に2回湯沸かし、再沸騰1回、保温90度を23時間行った場合)に基づき電気代を算出したところ、1日あたりの消費電力量は0.61kWh、1日あたりの電気代は約19円、年間消費電力量は221kWhで、1年間の電気代は6851円となります。