「節約」が趣味の母は昔から「お風呂の残り湯」で洗濯機を回しています。実際年間でいくらくらいの節約になっていたのでしょうか?
旅行や欲しいものを買うため、または自身のスキルアップ代や美容代などのために節約に励んでいる方も多いでしょう。中には、節約が趣味という方もいます。   日常生活で節約できる箇所を考えると、まずは水道代や電気代です。部屋の電気をこまめに消す節電やお風呂の節水はもちろんのこと、洗濯にかかる水道代も気になります。洗濯の水道代を節約するには「お風呂の残り湯」を使うのが効果的とよく聞きますが、実際に、どのくらい水道代を節約できるのでしょうか。   この記事では、洗濯にかかる水道代や年間での水道代を解説します。

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洗濯機のタイプで洗濯にかかる水道代は変わる

洗濯機の種類は、大きく分けると縦型洗濯機とドラム式洗濯機に分けられます。タイプによって洗い方が異なり、洗濯にかかる水道代にも違いが出るため注意しましょう。
 

縦型洗濯機

手頃な価格の商品も多い縦型洗濯機は、大きさもコンパクトで場所を取らず、衣類を回転させながらもみ洗いができる機能が特徴です。ドラム式よりも省エネ性は若干下がりますが、節水性能が高い最新機種も販売されています。
 

ドラム式洗濯機

ドラム式洗濯機は、もみ洗い機能とたたき洗い機能を組み合わせて洗濯を行い、縦型洗濯機と比べて節水性の高い商品が多くあります。しかし、縦型洗濯機よりもサイズが大きく場所を取る商品が多く、価格も比較的高めです。
 

洗濯1回あたりの水道代はいくらくらい?

洗濯1回あたりの水道代は、洗濯機の標準使用水量と、1リットルあたりの水道代単価で計算します。では、縦型洗濯機とドラム式洗濯機それぞれの、洗濯1回あたりの水道代はおよそいくらになるのでしょうか。
 
水道料金は各市町村によって異なるため、ここで解説する水道代は一例になりますが、1リットルあたりの水道代単価を約0.24円として、あるメーカーの縦型洗濯機とドラム式洗濯機の水道代を計算すると、表1のようになります。
 
表1

縦型洗濯機 ドラム式洗濯機
1リットルあたりの水道代単価 約0.24円 約0.24円
標準使用水量 約150リットル 約83リットル
1回あたりの水道代 約36円 約20円