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アラフィフ世代が知っておきたい年金受給開始年齢
アラフィフ世代といえば、年金の支給開始までおよそ15年という時期に差し掛かり、退職後に受け取る年金額について気になり始める頃でしょう。2000年(平成12年)の法改正により、老齢厚生年金の受給開始年齢が60歳から65歳に段階的に引き上げられることが決定されました。
男性の場合、この引き上げは2013年(平成25年)度から2025年(令和7年)度までの期間で実施されています。一方、女性については当時の雇用状況を考慮し、受給開始年齢が男性より5歳若く設定されていた背景があるため、引き上げ開始が男性より5年遅れで進められ、2018年(平成30年)度から2030年(令和12年)度までの間で実施されています。
年金受給額は
日本年金機構によると、令和6年4月からの年金額は、法律に基づき、令和5年度の年金額と比較して原則2.7%分引き上げられることになっています。国民年金では、老齢基礎年金(満額)を受け取る条件として、20歳から60歳までの40年間すべての保険料を納めている場合、65歳から毎月約6万8000円が支給されます。
また、厚生年金に加入し、平均的な収入(平均標準報酬月額43.9万円)で40年間就労した場合には、老齢厚生年金と老齢基礎年金(2人分の満額)を合わせて、月額約23万483円が支給される計算です。
一方で、学生時代に納付猶予制度を利用していたなど、未納の期間があることで保険料の支払期間が不足している場合には、受け取れる年金額は減額される可能性があります。