片づけの美学185 思い出の品を収納ボックスにしまったけど、まったく見る機会がない|必要ないのかも?
思い出の品の整理ほど、気力が必要な整理収納作業はないと思われます。ご自身の思い出のモノ、ご両親など上の世代の思い出、または子どもなど下の世代の思い出など、対象によって扱い方が変わってくるのも作業が進まない原因でしょう。   まったく見る機会がなく、「必要ないのかも?」と感じるようになっているなら、処分できる大きなチャンスです。きっと、今が思い出の品を整理するタイミングです。   思い出の品の片づけは、「必要に迫られている」「貯まりすぎて仕方なく」など、後ろ向きな気持ちで取り組むことが多いのが特徴です。ただ、「処分してもいいかも」と感じているなら、思い出の品を前向きに整理できます。   振り返りやすく見やすい整理ができると、思い出にも触れやすくなると安心感も高まるかもしれません。本記事で、見ていきましょう。

思い出の片づけの基本

片づけ全般にいえることですが、不要なモノを取り除くことがとても大切です。以前「保存するモノ」と分別しても、今なら「捨てていいモノ」もたくさんあるでしょう。まずは、全体を分別して、「残す」と「処分する」の仕分け作業をします。
 
今後も思い出の品を振り返りやすくするためには、モノの量は少ないほうがラクです。できるだけ少数精鋭を目指していきましょう。
 

<自分の思い出の品>

自分の思い出の品を片づけるのに、「思い出」と決めたときは、人生の区切りが関係していることが多いのではないでしょうか。卒業する、結婚する、出産するなど、ライフイベントと関連している場合は思い出になるモノはどうしても多く、細かなモノも大切に感じるでしょう。
 
そのときはそれでよいのですが、5年・10年たってもう一度吟味すると、かなりボリュームを減らすことができます。思い出の品に関しては、今決めることが難しければ、先送りにすることがおすすめです。将来どんと量を減らして、大切な思い出だけを手元に残しておきましょう。
 

<親の思い出の品>