係長から「課長」に昇進した夫。「飲み会の機会も増えるから」と、3万円から7万円に「お小遣い」の値上げを打診されました。世の「課長さん」はそんなにお小遣いをもらっているのでしょうか…?
家計管理をしていると、夫婦でお互いのお小遣いをいくらにするのか、悩むところです。特に、仕事で昇進した際などは、職場関係での付き合いも増えるからといった理由で、お小遣いの値上げを考える場合もあるでしょう。   例えば、夫が「係長」から「課長」に昇進した際、月のお小遣いを「7万円」に引き上げてほしいと打診された場合、この金額は課長として平均的なのでしょうか。この記事では、男性会社員や課長職の平均的なお小遣い額や、お小遣い額を決める際の目安を解説します。

▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?

男性会社員のお小遣い額は平均で「3万9081円」

株式会社SBI新生銀行が、20代から50代の男女約2700人を対象に行った「2024年 会社員のお小遣い調査」の結果によると、男性会社員の毎月のお小遣い額は、平均で「3万9081円」だったそうです。この結果から、おおよそ「4万円」とみてもよいでしょう。
 
なお、前年の平均額は4万557円だったため、2024年には1477円減少したことになります。年代別にみると、20代と40代でお小遣い額が大幅に減少しており、50代では大きく増加しています。
 

男性会社員の場合における外での飲み代は1ヶ月で平均「1万3533円」

上記と同じく、株式会社SBI新生銀行が行った「2024年 会社員のお小遣い調査」によると、男性会社員が外で使う飲み代は、1ヶ月で平均「1万3533円」という結果だそうです。お小遣いから飲み代を捻出する場合、上記で紹介した男性会社員のお小遣いの平均額である「3万9081円」と比べると、お小遣いのおよそ3分の1は飲み代に消えている計算になります。
 

課長の平均年収は「885万円」

2022年にビジネスコーチ株式会社が、全国の従業員数300人以上の会社に勤めている20歳から69歳の課長1000人を対象に行った「日本の課長調査」によると、課長の平均年収は「885万円」だったようです。業務内容別にみると、平均年収が最も多いのは「企画」で942万8000円、「技術」が938万3000円、「情報システム」が853万8000円と続いています。
 

課長のお小遣い額は平均で「5万7000円」