来月友人の「結婚式」に参列する予定です。年末年始の帰省で出費がかさみ余裕がないのですが、「2万円のご祝儀」はさすがに失礼ですよね…?
大切な友人の新たな人生のスタートである「結婚式」に招待されたら、とても喜ばしいことです。しかし、出費が重なり参列するために必要となるご祝儀の捻出が難しい、と感じている方もいるかもしれません。また、実際にどの程度の額を用意するのが適当なのか、分からない方もいることでしょう。   本記事では、ご祝儀の相場や2万円でも構わないのかを解説します。

▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?

新郎新婦の友人の場合は「3万円」のご祝儀が最多

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が行った「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査」によると、新郎新婦との関係別ご祝儀の最多回答額と平均額は表1の通りとなりました。
 
表1

新郎新婦との関係 最多回答額 平均額
兄弟/姉妹 3万円 6万52円
叔父/叔母 5万円 8万1629円
従兄弟/従姉妹 3万円 3万4635円
上記以外の親戚 10万円 11万7568円
職場の上司 3万円 3万7505円
職場の同僚 3万円 3万1696円
職場の部下 3万円 3万4921円
取引先 3万円 2万8611円
友人 3万円 3万960円
その他 3万円 13万250円
全体 3万円 5万6299円

出典:一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」(調査期間:令和5年10月1日~令和6年3月31日)を基に筆者作成
 
表1を見ると、職場関係や友人の場合は3万円が最も多く選ばれています。新郎新婦の叔父/叔母、兄弟/姉妹やいとこ以外の親戚といった血縁の近しい間柄以外は、基本的に3万円が近年の相場のようです。他にも、年齢が高い方のほうが高い金額を贈っている傾向にあるようです。
 

偶数金額のご祝儀はマナー違反といわれているが「2万円」は「ペア」を連想させるため構わないケースも