「時間とお金がもったいない」とお昼ごはんをあまり食べない同僚。健康に気を使って「サラダチキン」を食べているようですが、年間だとどのくらいの節約になっているのでしょうか?
社会人にとってのランチタイムは、食事を楽しみ気分転換をする貴重な時間です。しかし、物価上昇の影響や節約志向の高まりなどによって、昼食を食べなかったり、軽食などで済ませたりしている、という方もいるかもしれません。例えば、ランチをコンビニのサラダチキンのみにした場合、年間でいくらの節約になるのでしょうか。   変化する社会人のランチの実態や、ランチ代の節約方法をあわせて解説します。

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「ランチ代」の平均は「424円」! 使えるランチ代が減った人は「約3割」

株式会社エデンレッドジャパンの「ビジネスパーソンのランチ実態調査2024」(出典:エデンレッドジャパン調べ)によると、勤務日のランチ代の平均は424円であり、前年の調査結果である400円よりも24円アップしています。
 
一方で、勤務日に使えるランチ代が減少した(減った/やや減った)と回答した方は32.5%という結果です。
 
さらに同調査によれば、ランチの際に値段が理由で食べたい食事・メニューを食べることを諦めた経験がある方は7割近くいました。昨今の値上げラッシュの影響で、社会人のランチ事情は厳しくなっていると考えられます。
 

ランチを「サラダチキン」だけにすると年間いくらの節約になる?

胸肉やささみを使用したサラダチキンは、低脂質でありながらタンパク質が豊富なため、健康のためにサラダチキンを食べているという方もいるでしょう。
 
例えば、コンビニのサラダチキンは160~280円程度で売られているため、リーズナブルなのも特徴です。実際にランチをサラダチキンのみにした場合、年間でいくらの節約になるのでしょうか。
 
厚生労働省の「令和6年就労条件総合調査 結果の概況」によると、令和5年の1年間における労働者1人あたりの年間休日総数の平均は116.4日です。
 
そのため、ここでは年間の労働日数を249日(365日-116日)として計算してみましょう。例えば、1食400円・800円・1000円のランチを食べた場合の年間総額と、250円のサラダチキンのみを食べた場合の年間総額との差額を、表1で比較しました。
 
表1

1食あたりのランチの価格 1年間の総額(249日) サラダチキンのみを食べた場合との差額
サラダチキン(250円) 6万2250円
400円 9万9600円 3万7350円
800円 19万9200円 13万6950円
1000円 24万9000円 18万6750円