私の母は、フライパンの焦げを「たわし」でこするだけで洗剤を使いません。節約のためとはいえ、衛生的に問題はないのでしょうか?
洗剤なしで食器を洗う方を見て、「衛生的に大丈夫なの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。洗剤を使わない食器洗いにはコスト削減や環境配慮といった利点がありますが、一方で衛生面の不安がつきものです。   本記事では、洗剤なしで食器を洗うメリット・デメリットや洗剤なしで食器洗いする際のポイントなどを解説します。

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洗剤なしで食器を洗うメリット・デメリット

洗剤を使わないと、細菌や汚れが残ってしまうのではないかと心配する方もいるでしょう。
 
洗剤には殺菌効果があるため、使用しなかった場合は細菌や汚れを落としきれないリスクがあります。しかし、洗剤なしで食器を洗うことのメリットもあるのです。
 
ここでは、洗剤なしで食器を洗うメリットとデメリットを解説します。
 

メリット

洗剤なしで食器を洗うメリットは、5つあります。
 
1つ目は、肌に優しい点です。洗剤は、皮脂を洗い流してしまうため、手荒れを引き起こす原因になります。特に冬場は、乾燥により肌が敏感になっているため、洗剤を使わないことで、肌への負担を軽減できます。
 
2つ目は、時短と節約につながる点です。洗剤を使わなければ泡を洗い流す必要がないため、すすぎの時間が短縮できます。すすぎの時間が短縮されるということはその分使用する水の量も減るため、水道料金の節約にもつながります。また、時短してできた空いた時間をほかのことに有効活用することも可能です。
 
3つ目は、すすぎ残しの心配がない点です。 洗剤を使わないため、すすぎ残しの心配がなく、小さなお子さまがいるご家庭でも安心して食器を洗えます。
 
4つ目は、環境へ配慮できる点です。洗剤を使わないことで、排水への化学物質の流出を防ぎ、環境負荷を軽減できます。また、洗剤自体を買わなくて済むため、ゴミ削減にもつながります。
 
5つ目は、シンク周りが片付く点です。洗剤やゴム手袋などのキッチン周りのアイテムが不要になるため、シンク周りが整理されすっきりとした印象になります。
 

デメリット