50歳、同級生との年収のギャップに驚がく…!中小企業の部長で「年収800万円」の私と、大企業の課長で「年収1000万円」の同級生、どちらが一般的?
年齢が近い知人と年収に大きな差がある場合、自分の給料が低すぎるのか、相手の給料が高いのか判断がつきにくいところでしょう。まして、勤め先の規模や役職も違うのであれば、比較はより難しくなります。   今回は、「中小企業の部長(50代)で年収800万円」と「大企業の課長(50代)で年収1000万円」の人を例にして、それぞれの平均額について解説します。

▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?

中小企業の部長(50代)の平均年収は約750~約940万円、大企業の課長(50代)の平均年収は約1030万円

表1は、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に、50代の部長級・課長級の平均年収(※)をまとめたものです。
※「きまって支給する現金給与額」×12ヶ月+「年間賞与その他特別給与額」
 
表1

勤め先の従業員数 部長級(50代)の平均年収 課長級(50代)の平均年収
10~99人(小企業) 746万9200円 648万8800円
100~999人(中企業) 943万6800円 773万4700円
1000人以上(大企業) 1299万900円 1026万8500円

※厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
 
中小企業の部長(50代)の平均年収は746万9200〜943万6800円、大企業の課長(50代)の平均年収は1026万8500円です。よって「年収800万円の部長(50代)」は、中小企業部長の平均範囲内です。一方「年収1000万円の課長(50代)」は、大企業課長の平均年収を26万8500円下回ります。
 
ただし、企業規模を考慮しない場合の平均は、部長級(50代)で973万2700円、課長級(50代)で826万9000円です。したがって、「年収800万円の部長(50代)」は平均を173万2700円下回り、「年収1000万円の課長(50代)」は平均を173万1000万円上回ります。
 

年収を増やすためには?