70歳から「タクシー運転手」として働きたいです。年齢制限はあるのでしょうか?
定年後にタクシー運転手として働く高齢者は多いようです。運転が好きな人は、「老後はタクシー運転手になろうか」と考えているかもしれません。しかし、何歳からでも始められるのか、疑問に感じている人もいるでしょう。   そこで今回は、70歳からタクシー運転手を始められるかについて解説します。

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70歳でタクシー運転手になれる?

タクシー運転手を始められる年齢の上限は、働き方によって異なります。
 
タクシー運転手の働き方は、タクシー会社に勤務するか、個人として営業するかの2種類です。
 
しかし、全国個人タクシー協会によると、個人タクシー許可を受けるために必要となる主な資格として、「申請日現在の年齢が65歳未満であること」という項目があるようです。よって70歳からは始められないことが分かります。
 
また、タクシー会社で働ける年齢の上限は会社ごとに異なります。定年を過ぎた運転手を非正規社員として雇用するケースも多いとされ、70代で契約できる可能性もあるようです。
 
なお厚生労働省 職業情報提供サイト「jobtag」によると、タクシー運転手の平均年収は419万円です。国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は460万円であるため、平均給与より41万円ほど低いことが分かります。
 

70歳でタクシー運転手として働く利点と懸念点

70歳でタクシー運転手として働く利点には、次のものなどが挙げられるようです。
 

・同年代が多い

一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会の「ハイヤー・タクシー業高齢者の活躍に向けたガイドライン」によると、運転者証保有者のうち65歳以上の割合は46.2%です(令和2年3月31日時点)。同年代が多いため、なじみやすい環境といえるでしょう。
 

・肉体的負担が軽い