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「一人暮らしの自炊」はハードルが高い?
フルタイムで働く社会人はプライベートの時間が限られるため、一人暮らしの方を中心に「毎日の食事はほとんどコンビニ弁当で済ませてしまっている」という方もいるのではないでしょうか。
スーパーの食材は、大人数で消費するにはちょうどいい量であることが多いので、単身だと自炊をしても余ってしまい「食材を無駄にしてしまった」というケースもあるでしょう。
全国農業協同組合連合会(JA全農)が2023年に実施した「若者のフードロスに関する意識調査」によると、「過去に自炊を通じてフードロス(食材をムダ)にしてしまった経験はありますか?」との問いに対し65.7パーセントが「はい」と回答しており、理由をたずねると56.4パーセントの方が「食材を買いすぎて一人では使い切れなかった」と回答しました。
さらに、同調査では57.4パーセントの方が「食材をムダにすることを恐れて、自炊を控えることがある」とも回答しており、若年層を中心に「一人暮らしの自炊」はハードルが高いことが分かります。
一方、株式会社UOCCが運営するTrairy Mediaの「一人暮らしの社会人」の自炊率に関するアンケート調査によると、「普段の生活で自炊はしますか?」との問いに対し、90.6パーセントの方が「はい」と回答し、年代を問わず「自炊離れ」のような傾向はないことも分かりました。
食材管理や時間の関係でハードルは高いものの、多くの方は普段の生活のなかで自炊を心掛けているようです。