「週5日」は職場の近くの定食屋さんで「ランチ」をしているのですが、最近値上げをして出費がきつくなってきました…。外食の回数を減らすと年間いくらの節約になりますか?
物価や光熱費の高騰が続き、家計が苦しいという方もいるかもしれません。特に、お米を始めとした食料品の高騰は私たちの家計にダイレクトに影響するため、毎月の食費は少しでも節約したいところです。物価高の影響は外食産業も直撃しており、やむを得ず値上げに踏み切る飲食店も見られます。   外で働く方にとって、毎日のランチ代は意外と大きい負担かもしれません。外食がメインの方は値上げの影響も大きいので、場合によっては家計の見直しも必要です。当記事では、ランチ代の年間コストや、少しでも節約する方法を解説します。

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例えば仕事がある日に「800円」の定食を毎日食べると年間いくらくらいの負担?

例えば「800円」の定食を仕事がある日に毎日食べると、年間いくらくらいのコストがかかるのでしょうか。
 
厚生労働省の「令和6年就労条件総合調査の概況」によると、令和5年1年間の年間休日総数は労働者1人あたり「平均116.4日」となっています。ここでは仮に、年間休日総数を「116日」とすると、年間の労働日数は「249日(365日-116日)」です。
 
仕事がある日は毎日「800円」の定食を食べたと仮定すると、年間のコストは約20万円(800円×249日)となります。1食あたりではお得に思える定食でも、年間に換算するとかなり大きな負担になることが分かりました。さらに、昨今の物価高の影響で値上げに踏み切る飲食店もあり、ランチ代のコストはさらに上昇する可能性があります。
 

「800円」の定食が「1000円」に値上げすると年間いくらの負担増になる?

それでは「800円」の定食が値上げした場合、ランチ代は年間いくらくらいの負担増になるのでしょうか。ここでは、「1000円」に値上げしたケースと、「1200円」に値上げしたケースを表1にまとめました。「800円」のケースと合わせて、年間労働日数を249日と仮定し算出した値です。
 
表1

1食あたりのランチ代 年間コスト(249日) 「800円」との差額
800円 19万9200円
1000円 24万9000円 +4万9800円
1200円 29万8800円 +9万9600円