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個人タクシーとは
個人タクシーとは、タクシー会社に属さずに、運転手自身が事業主として個人で経営を行っているタクシーのことです。法人タクシーは企業が運営していますが、個人タクシーは個人事業主が運営している点に違いがあります。
個人タクシーの業務内容は法人タクシーと同様で、移動したい乗客を目的地まで安全に送り届けることです。しかし、個人タクシーであれば、車を運転して目的地に乗客を運ぶ業務以外にも、車両の用意やメンテナンス、清掃、管理などもすべて自分で行わなければなりません。
また、車にかかわる業務だけではなく、経理処理や納税、確定申告、クレーム対応、トラブル処理などにも対応する必要があります。
開業にかかる費用
個人タクシーの開業に必要となる費用は、500~700万円ほどと考えられます。まず、個人タクシーを始めるためには、一般乗用旅客自動車運送事業の許可申請が必要です。申請には、所要資金の100%以上の自己資金が必要です。
ほかにも、運輸局に支払う登録免許税や、連合会や組合への加盟、車両購入費、設備資金、運転資金、保険料などさまざまな必要になります。
個人タクシーに必要な資格とその費用
まず、個人タクシーを開業するためには、「第二種運転免許」が必要です。タクシーやバスなど有償で乗客を運ぶ際に必要な資格であり、法人・個人にかかわらずタクシー運転手は取得しなければなりません。なお、取得には細かい条件があるため、事前に必ずチェックしておきましょう。
第二種運転免許の取得にかかる費用は、所持している免許によって異なります。一般的に、普通免許所持者の場合は26万円程度、大型、中型、準中型免許所持者の場合は24万円ほどが必要です。合宿免許を利用する場合は、5万円ほど安くなる場合があります。
また、個人タクシーとして開業するためには、第二種運転免許の取得に加えて、以下の条件を満たす必要があります。