
愛媛県の県庁所在地で城下町として栄えた松山市。歴史ある温泉街・道後温泉をはじめ、明治時代に活躍した文人・夏目漱石や正岡子規ゆかりのスポット、名物の鯛めしが味わえるお店まで1泊2日で観光やグルメを楽しめるモデルコースを紹介します。
松山と道後温泉の観光に便利な路面電車!

松山観光を楽しみたい人におすすめなのが、松山城を中心に市内を周遊する路面電車がおすすめです。JR松山駅、または伊予鉄の松山市駅前から大街道を経由して、道後温泉を結んでおり、10分ごとに運行しています。運賃は230円ですが、SuicaやICOCAといった交通系ICカードで支払うと20円割引されます。
【1日目】松山タウンで文学と歴史を満喫しよう

1日目は松山市内の観光を楽しみましょう。伊予鉄・松山市駅周辺や繁華街・大街道には、松山出身の俳人・正岡子規や文豪・夏目漱石ゆかりの観光スポットがあります。グルメでは、郷土料理のひとつ「鍋焼きうどん」や「鯛めし」を味わえるお店もあり、観光やグルメを楽しめます。
09:30 難攻不落の名城「松山城」で絶景と歴史を体感しよう!

最初は松山を代表する観光スポット「松山城」へ行きましょう。江戸時代初期に建てられたお城で天守をはじめ、重要文化財に指定された門など、貴重な建物を見学できます。

松山城へは伊予鉄・松山市駅前電停から路面電車に乗車。約8分で最寄りの大街道電停を下車した後、5分ほど歩くと、松山城ロープウェイの東雲口(しののめくち)駅に到着します。そこからロープウェイまたはリフトに乗車。3~6分で8合目にある長者ヶ平駅に着きます。

長者ヶ平駅から天守までは徒歩約10分。途中、扇のように美しい石垣をはじめ、重要文化財に指定された「戸無門」や、「隠門」を見ることができます。

急な坂や石段を上がると、天守に到着。島根県の松江城や長野県の松本城に次いで、現存する天守のなかで江戸時代最後の完全な城郭建築といわれています。
