初めてスノーボードに行きますが、友人から「保険に入った方がいい」と勧められました。スキー場でのけがは多いのでしょうか?
スノーボードは冬のレジャーとして人気がありますが、同時にけがのリスクも伴います。そこで、この記事ではスキー場でのけがの発生率や事例、けがのリスクを減らすための対策についてまとめました。

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スノーボードのけがの発生状況

全国スキー安全対策協議会による障害報告(2023年~2024年シーズン)によると、スキーやソリも含めたけが人の合計は3340人で、うちスノーボードによるけが人の数は1867人でした。スキーによるけが人は1427人であるため、スノーボードによるけがの方が多くなっています。
 

けがの種類と要因

スノーボードによるけがの種類は多岐に亘り、靱帯(じんたい)損傷や脱臼、骨折、捻挫、打撲といったものに加え、頭部外傷、脊髄損傷といった重傷に至るケースもあるようです。スノーボードでのけがは決して人ごとではなく、誰にでも起こりうるリスクであるという認識を持つ必要があるでしょう。
 
スキー場でのけがの種類は、大きく分けると以下の3つに分類できます。
 

転倒によるけが

スノーボードの操作ミスやバランスを崩したことによる転倒が原因のけがが起きる可能性があります。初心者や不慣れな人が起こしやすいといえますが、熟練者でも油断は禁物です。手首や肘、膝、肩などのけがが多く、場合によっては骨折につながることもあります。
 

衝突によるけが

ほかの滑走者との接触や、コース外の障害物との衝突によって発生します。特に、ゲレンデが混雑している時間帯や視界が悪い状況下では、衝突事故のリスクが高まります。衝突には頭部外傷や脊髄損傷といった重傷につながる危険性があるため、注意が必要です。
 

用具によるけが

スノーボードの金具が外れたり、破損したりすることによるけがにも注意しなければなりません。古くなって部品が劣化していたり、用具の扱いを誤ったりしたことが原因となる可能性があります。
 

けがを防ぐ対策