「治療費がもったいない」と前歯が抜けたのに放置している叔父。そんなに費用がかかるのでしょうか?
抜けた歯の治療はもちろん、歯医者で行う治療はどうしても費用がかかります。そのため、生活に支障がない場合はつい放置してしまう方もいるのではないでしょうか。   しかし、抜けた歯を長期間放置しておくと、さまざまなリスクをともないます。そのため、早めの診療・治療が大切です。   今回は、前歯が抜けた場合にかかる具体的な治療費と、抜けた歯を放置した場合のリスクについてご紹介します。

▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?

前歯が抜けた場合の治療はどのような方法があるのか

抜け歯の治療には複数の方法があります。代表的な治療方法は表1の通りです。
 
表1

治療方法 治療の説明 メリット デメリット
ブリッジ 抜けた歯の両隣の歯を土台に、人工の歯をかぶせて固定する方法 ・固定のためケアが簡単
・保険適応外にすれば自由度があがる
・保険適応内では比較的安く治療できる
・歯を削らなければならない
・歯を削ったことで支えの歯が抜けるリスクがある
部分入れ歯 クラスプという金属のバネを用いて取り外し式の人口の歯をつける方法 ・取り外しができるため清潔感がある
・歯を削らずに治療できる
・修理などの手間が少ない
・金具が目立つ可能性がある
・取り外してケアをするため少し面倒だと感じる
インプラント ねじのようなもので人工の歯根を埋め込み、上から人口の歯をつける方法 ・見た目が本物の歯に近い
・歯を削らずに治療できる
・比較的高額になる
・治療後のケアが重要になる
・あごの病気などによってはできない場合がある

※筆者作成
 
それぞれ治療方法が異なり、歯を削る必要があるタイプもあれば、気軽に取り外しができるタイプもあります。そのため、抜けた歯以外の歯の状態や自身のケアのしやすさによって適切な治療を選ぶことが大切です。
 

前歯が抜けた場合にかかる治療費はどれくらい?