3月交付の「マイナ保険証」で何が変わる? メリットと注意点を解説
2016年1月1日から本格運用がスタートしたマイナンバーカードですが、少しずつ機能が追加されてきました。2025年3月からはマイナンバーカードに運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」の交付がスタートします。   マイナンバーカードのICチップに運転免許証の情報が記録されるため、マイナンバーカードを所持していれば、免許証を所有する必要はありません。   本記事では、3月24日から運用がスタートするマイナ免許証について、仕組みやメリット、注意点について解説します。

▼ハンズフリー通話での運転は「違反」になる? ペナルティが発生する場合についても解説

マイナ免許証の特徴

マイナ免許証は、運転免許証とマイナンバーカードを1枚にまとめた新しい制度です。令和7年3月24日から運用が開始されます。運転免許証の情報がマイナンバーカードのICチップに記録されるため、持ち運びが便利になることが大きな特徴といえるでしょう。
 
マイナンバーカードとの連携により、住所変更や免許更新の手続きが簡単になるのも大きな特徴です。優良運転者や一般運転者といった一部の免許証所有者は免許証の更新時の講習をオンラインで行えるようになります。
 
ただし、紛失時には免許証とマイナンバーカード両方を失うこととなります。そのため、取り扱いには十分注意しなければなりません。制度開始後は、マイナ免許証だけでなく、従来の運転免許証だけやマイナ免許証と従来の免許証の双方を保有することもできるため、自分に合った保有方法が選べます。
 

マイナ免許証一体化の仕組み

マイナ免許証は、ICチップ内に、運転免許証に記載されている情報が記録される仕組みです。具体的な記録内容は次の通りです。


・マイナ免許証の番号
・免許の年月日及びマイナ免許証の有効期間の末日
・免許の種類
・免許の条件に係る事項
・顔写真