車のガソリンは常に「満タン」にしておくべき? 節約のコツはあるの?
車の給油方法には、満タンで入れる方法と少量ずつ入れる方法があります。満タン給油は1回で済む一方で、車体重量が増えることで燃費への影響を心配する方も多いでしょう。   今回は、満タン給油と少量給油それぞれのガソリン代の違いや、実際の燃費への影響について解説します。効率的な給油方法を選ぶ際の参考にしてください。

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満タン給油と少量ずつの給油、ガソリン代の違いは?

資源エネルギー庁の石油製品卸価格調査によると、令和7年1月6日時点のガソリン平均価格は1リットル180.6円です。仮に、55リットルで満タン給油した場合、9933円となります。2000円指定で入れた場合、約11リットルのガソリンを入れられますが、3分の1にも満たないため、こまめにガソリンを入れる必要があります。
 
しかし、災害時に備えて、車の燃料は満タン近くにしておくと安心できる可能性があります。タンクの容量や燃費によって異なる場合もありますが、燃料が満タンであれば、400キロ程度の移動が可能になるとされているようです。
 

満タン給油と少量ずつの給油、燃費は変わる?

ガソリンの重量は、1リットル約0.75キロ程度になるようです。ガソリンを55リットル満タンに入れた場合、重さは41.25キロとなります。こまめに入れずにガソリンが空になる直前まで走行した場合、40キロ近くの軽量化につながる可能性があります。
 
公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団の「エコドライブ10のすすめ」によると、100キログラムの不要な荷物を乗せて走ると、3%程度燃費が悪化するそうです。100キログラムで3%ということは、約40キログラムだと1.2%程度燃費が悪化することになります。
 
満タンの方が若干燃費が悪くなる可能性はありますが、ガソリンの量によって燃費には大きな差がでることはないと考えられます。
 

燃費がよくなる運転のポイント