「寒くて洗濯物が乾かない…」浴室乾燥を毎日「4時間」使用した場合、月の光熱費はどれくらいでしょうか?
冬は洗濯物が乾きにくい季節です。午前中に干したものが午後になっても乾かず、浴室乾燥機を使うこともあるでしょう。最初から外干しをせず、浴室乾燥機を使えば手間を軽減できますが、そこで気になるポイントが光熱費です。   今回は、浴室乾燥機を毎日4時間使用すると仮定して、月のランニングコストをシミュレーションします。

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浴室乾燥機のランニングコスト

浴室乾燥機には電気式とガス式があり、ランニングコストの計算方法が異なるようです。電気式のランニングコストは電気代のみですが、ガス式の場合はガス代も計算しなければなりません。
 

電気式

浴室乾燥機の1時間あたりの電気代は、次の式で計算可能です。
 
「1時間あたりの消費電力」(キロワット/時間)×「1キロワットアワーあたりの電気料金」(円/キロワットアワー)
 
「1キロワットアワーあたりの電気料金」には、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が算出した目安単価31円/キロワットアワー(税込み)を使用します。また、電気式浴室乾燥機の「1時間あたりの消費電力」は1.25キロワット/時間とします。
 
これらの値を上記の式に代入すると、1時間あたりの電気代は38.75円/時間です。したがって、1日4時間を30日間稼働させた場合の電気代は4650円となります。
 

ガス式

ガス式は電気式よりも電気代が安い傾向にあり、あるメーカーでは「1時間あたりの消費電力」は0.064キロワット/時間ほどとなっています。よって、1時間あたりの電気代は1.984円/時間、1日4時間を30日間稼働させれば238.08円です。
 
1時間あたりのガス代の計算には、次の式を用います。
 
「1時間あたりのガスの消費量(キロワット/時間)」×3.6メガジュール÷「1立方メートルあたりのガスの発熱量(メガジュール/立方メートル)」×「1立方メートルあたりのガスの単位料金(円/立方メートル)」
 
それぞれの項目には次の値を設定します。