正月に大量に余った「お餅」を消費するため、お米の代わりに毎日食べています。実は「白米」を買うよりもコスパがいいのではないでしょうか?
お正月が終わると、買いすぎて余ってしまった餅の消費に頭を悩ませることもあるかもしれません。   もともと餅はお米からできているので、両方食べると炭水化物の取りすぎが心配になることもあるでしょう。そこで、お米の代わりに餅を食べる方法がおすすめです。   本記事では、お米と餅の価格を比較するとともに、お米の代わりに餅を食べるメリットや、餅の保存期間などについても詳しくご紹介します。

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お米と餅はどちらが安い?

まず、お米と餅はどちらが安く購入できるのかを確認してみましょう。総務省統計局の「2023年小売物価統計調査(動向編)」によると、東京都区部における「うるち米(1袋5キログラム入り)」の年平均価格は2323円、「もち(1袋1キログラム入り)」の年平均価格は755円ということです。
 
ご飯1膳分を150グラムとした場合、お米の量でいうと約65グラムとなります。そして、餅約110グラムでほぼ同じカロリーになります。お米65グラム分の価格は約30円、餅110グラム分の価格は約83円なので、餅の方が50円以上高くなる計算です。
 
このように、コストだけで比較すると、餅よりお米の方が勝っている可能性があります。今回の事例のように「正月に大量に余った餅を消費するため」であれば問題ありませんが、わざわざ餅を購入してお米の代わりに食べると食費が高くなってしまうことが考えられます。
 
例えば、1日3食を餅にした場合、3食をご飯にした場合よりも、1ヶ月で5000円近く高くなってしまうこともあるでしょう。
 

お米の代わりに餅を食べるメリット

コストの面ではお米の方がメリットがあるかもしれませんが、餅にはお米にはないメリットもあるので確認しておきましょう。
 
餅には粘り成分であるアミロペクチンという成分が含まれています。アミロペクチンは消化スピードが遅いことから、餅は腹持ちがよいといわれています。また、噛む回数が多くなるので満腹感が得られやすく、食べ過ぎ防止につながりやすいでしょう。
 
さらに、お米は炊飯器で炊く必要がありますが、餅は基本的に電子レンジで温めたりフライパンで焼いたりすればすぐに食べられます。手軽に食べられるだけでなく、光熱費も餅の方が安く済む可能性があるという点もメリットでしょう。
 

餅はどのくらい持つのか?