コンビニで「おでん」を買ったら、5品で「700円」近くになって驚き! 昔は「70円セール」もあったけど、今や高級品なの? 大根は10年で「80円→130円」に!
冬になるとコンビニのおでんを食べたくなるという人は多いのではないでしょうか。店内に充満するだしの良い匂いが、食欲をそそりますよね。過去には70円均一セールなどもあり、身近でコスパの良いイメージがあったコンビニおでんですが、物価高の影響や衛生面の観点から少し遠い存在となりつつあるようです。   本記事ではコンビニおでんの価格が10年前と現在でどう変化しているかを比較し、コンビニおでんのお得な買い方も紹介します。

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コンビニおでんの価格が高騰している

数年前まで、コンビニおでんは70円均一セールがあるなど、価格が安く気軽に購入できるイメージの食べ物でした。リーズナブルな料金でおなかを満たせるので、コスパの良い食べ物として注目していた人も多かったのではないでしょうか。
 
しかし、コンビニおでんの70円均一セールはいつの間にか見かけることがなくなってしまいました。これは材料費の高騰から、おでんそのものの価格が上がっていることが原因と考えられます。
 
コンビニおでんの主な具材について、2015年と2025年のコンビニおでんの価格を比較してみました(価格は全て税込)。
 
図表1

筆者作成
 
10年前の2015年は多くの具材が100円以下であるのに対し、2025年は一番安い具材でも110円と全体的に値上がりしていることが分かります。価格が高めである肉系の具材を選ぶと、5品でも700円近くになってしまうのは容易に想像できますね。
 
5品で700円近くするなら、コンビニおでんはやめて別のお弁当やパンを買おうと思う人が出てくるのも納得でしょう。
 

コンビニおでんは衛生面が不安と考える人も

コンビニおでんと聞くと、レジの前にある鍋から客側が好きな具材や量を選択して購入する方式を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
 
コンビニで販売されている食品のほとんどが、個別にパッケージに入れられて販売されていることを踏まえると、おでんは少し特異ですよね。
 
このような販売方法から、コンビニおでんの衛生面に不安を覚える人もいるようです。販売されているおでんを直接手で触ったり、一度容器に入れた具材を鍋に戻したりするなど一部の客がマナー違反をすることや、鍋のふたを開けている間にほこりや虫が入ってしまうことを心配しているのでしょう。
 
実際、新型コロナウイルス感染症がまん延した2020年頃には、おでんを取り扱うコンビニは大幅に減少していました。
 
コンビニおでん離れの原因は価格だけでなく、衛生面も影響していると考えられます。
 

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