「浴室乾燥機」は電気代が高いと聞き、「ドラム式洗濯機」を買おうか迷います…。トータルコストでいうと安く済むのはどちらですか?
浴室乾燥機や乾燥機能付きのドラム式洗濯機は、衣類をスピーディーに乾かしてくれる便利なアイテムです。どちらも洗濯物を干す手間を減らしてくれますが、日々使用するうえで気になるのが電気代や設備費用などのトータルコストです。   本記事では、それぞれの設置費用や電気代について詳しく比較し、どちらがよりコストパフォーマンスに優れているかを検討していきます。

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浴室乾燥機の設置費用と電気代

浴室乾燥機の設置にかかる費用は、本体代と工事費を合わせて約5万~28万円と価格帯が幅広くなっています。
 
これは、設置する浴室乾燥機のグレードやタイプによって必要な工事の内容が異なり、費用に大きな差が生じるためです。古い住宅では既存の換気扇がなく、換気のために新たに穴を開けたり配線工事を行ったりする必要があり、追加の費用が発生する可能性があるようです。
 
次に、利用時の電気代を見ていきましょう。浴室乾燥機の消費電力は、標準的な機能の場合で1200〜2000W程度です。また、電力料金は「公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会」が掲載している31円/kWhを採用します。

1.2~2.0kWh×31円/kWh=約37~62円

実際には、使用する乾燥機の機能や浴室の大きさによっても差はありますが、1時間あたりの電気代は、約37〜62円の範囲を目安にするといいでしょう。
 
夏場では、3時間ほどで乾燥が完了するため、電気代は1回あたり約111~186円です。一方、冬場では室内の温度が低くなるため、乾燥にかかる時間が長く、5時間くらいかかるのが一般的です。この場合、電気代は1回あたり185~310円程度となり、夏場に比べてコストが増加します。
 

ドラム式洗濯機の購入費用と電気代