最近仲良くなったママ友がエレベーターがない「公営住宅」に住んでいました。他の公営住宅に引っ越したいとのことですが、住み替えって可能なのでしょうか?
公営住宅にエレベーターがなく、不便を感じているという話を聞くことはあるでしょう。別の公営住宅への引っ越しを考える場合に気になるのが、公営住宅間での住み替えは可能なのかという点です。   本記事では、公営住宅の基本情報から、住み替えの条件や注意点、公営住宅の魅力について解説します。

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公営住宅とは

公営住宅とは、都道府県や市区町村など、地方公共団体が建設・運営している低所得者向けの賃貸住宅です。
 
一般的に家賃は民間の相場よりも低価格に設定されており、経済的に困窮している世帯や、生活保護を受けている世帯など、一定の条件を満たした住民に提供されます。公営住宅には県営住宅や市営住宅などがあり、住宅の特徴や条件は提供する自治体により異なります。
 
家賃は住宅のタイプによって決まるため、必ずしも一律ではありません。入居者の収入や世帯構成に応じて調整されることも多く、収入が一定の基準以下であること、同居親族がいることなど、各自治体が定める入居基準を満たす必要があります。
 

エレベーターのない公営住宅もある

公営住宅の設備は、建物の設計や築年数、地域によって異なります。例えば、エネルギー供給方法としては都市ガスやプロパンガスなどの選択肢があります。また、古い公営住宅ではエレベーターが設置されていない建物も少なくないようです。
 
エレベーターがない住宅は、大きな荷物を運ぶ際や体調が優れないときに不便を感じることがあるでしょう。さらに、将来的に足腰に不安を感じるようになる可能性もあるため、住む前にエレベーターの有無を確認することが大切です。
 

公営住宅の住み替えは原則できない

公営住宅から他の公営住宅への住み替えは基本的にできません。しかし、特定の条件を満たすと住み替えの申し込みが可能になる場合があります。例として、静岡県住宅供給公社が供給している県営住宅で、住み替えが認められる主な条件は以下の通りです。