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リバースモーゲージ(逆抵当融資)とは
リバースモーゲージとは、所有する不動産(自宅)を担保とした融資制度で、老後の生活資金などを高齢者に融資するしくみです。
住宅ローンが借入元本を毎年返済するのに対して、リバースモーゲージは、逆に毎年借入をして最後に(死亡時など)に一括返済するので、逆抵当融資(リバースモーゲージ)と名付けられています。
昨今、シニア世代の長寿命化により老後資金が増大するという現実や、リバースモーゲージを取り扱う金融機間が増えたこともあり、拡大が予測されます。また、住宅ローンからリバースモーゲージへ切り替えできる商品の発売も、伸長の要素の一つと言えます。
リバースモーゲージの資金用途
リバースモーゲージの資金用途は、金融機関によって異なりますが、使途設定プランとフリープランがあります。使途設定の場合は、以下のような用途が挙げられています。
・老後の生活資金
・介護費用、有料老人ホームへの入所費用(一時金)
・自宅のリフォーム費用
・子どもや孫への生前贈与資金
・趣味や旅行などの費用
・住宅ローンの残債の返済資金
フリープランの場合は、上記のような使途は設定されていなくても、事業資金や投資資金は、使途設定プランと同様に除外されます。
融資までの手順
金融機関によって多少の違いはありますが、申し込みから融資までは以下のようなプロセスが一般的です。
「申し込み」仕組みの説明とシミュレーションなどを経て申し込みをする。
「審査」所有物件の適合性(融資できる物件かどうか)、相続関係、本人の年金額、使途などを審査して、1ヶ月~1.5ヶ月で審査結果が分かる。
「契約」最大融資額と利息の支払い条件を決め、根抵当権を設定し、相続人の同意を得て契約が成立する。
「融資」一括融資、毎年融資など、借りる人のニーズに合わせた融資の形があり、長期の場合は、途中で担保物件の評価見直しをされる場合もある。
「返済」本人や相続人による現金返済、売却による現金返済、死後金融機関による返済が可能である。
審査の結果によって、契約と根抵当の設定が終わっても、即融資を受ける必要のない場合も想定されるので、その場合は融資枠の確保ということになります。