母は「栄養があるから」と毎回「赤い卵」を買ってきます。白色の方が安いイメージですが、栄養価は変わるのでしょうか?
スーパーなどで買い物をしていると、からの色が異なる卵を見かけることがあるでしょう。   栄養価の高い卵を選ぶために、からの色で判断している人もいるかもしれません。しかし、卵の栄養価は本当にからの色で変わるものなのでしょうか。   本記事では、からの色が赤い卵と白い卵の栄養価の違いや価格の違いを確認するとともに、栄養価の高い卵の選び方についてもご紹介します。

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赤い卵と白い卵の栄養価の違い

今回の事例のように、「赤い卵は栄養価が高い」と思っている人もいらっしゃるでしょう。
 
しかし、JA全農たまご株式会社によると、からの色による栄養価の違いはないということです。からの色が異なるのは生んだ鶏の種類の違いによるもので、白色の卵は「白色レグホン」などの白玉鶏が、赤色の卵は「ロードアイランドレッド」などの赤玉鶏が生んだものです。
 
また、白色と赤色の中間色であるピンク色の卵を見かけることもありますが、これは白玉鶏と赤玉鶏を掛け合わせた種類の鶏が生んだ卵であると考えられます。
 
どの種類の鶏であっても、同じ餌を食べていた場合、生んだ卵の栄養価にはほとんど差が出ないようです。
 

赤い卵と白い卵の価格の違い

赤い卵は白い卵より価格が高いイメージを持っている人もいらっしゃるでしょう。同じからの色の卵でもサイズやブランドなどによって価格の違いがあるようなので、あるネットスーパーで販売されている白い卵と赤い卵の価格を比較してみました(2025年1月現在)。

【白い卵(10個入り)※すべて税込み】

・商品A:236円
 
・商品B:343円
 
・商品C:351円

【赤い卵(10個入り)※すべて税込み】

・商品D:312円
 
・商品E:351円
 
・商品F:387円