
▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
町内会費とは
町内会費とは、町内会に入会する人が支払う費用を指します。金額は町内会によって異なりますが、世帯数の多い都心部では比較的安く、世帯数が少ない地方エリアでは高くなる傾向にあるようです。
株式会社インタースペースが行った「町内会費(自治体)に支払う金額に関するアンケート」によると、町内会費として年間支払われている金額の割合は表1の通りです。
表1
0円~1000円 | 31.6% |
1001円~1万円 | 55.6% |
1万1円~2万円 | 9.4% |
2万1円以上 | 3.4% |
※株式会社インタースペース「町内会費(自治体)に支払う金額に関するアンケート」を基に筆者作成
年間で1000円以上1万円未満の支払いをしている人が最も多いことが分かりました。多くの町内会では、会費が負担にならないよう調整されていると考えられます。
町内会費の使い道
町内会費は、地域住民が安全かつ快適に暮らすためのさまざまな目的に活用されているようです。夏祭りや運動会などの地域イベントの開催費用に用いられ、住民同士の交流を深めるきっかけにもなっているでしょう。
また、防災用品の購入や防災訓練の実施など、災害時に備えた地域全体の対策にも役立っているようです。
さらに、ゴミ袋や清掃道具の購入費にも充てられており、地域の環境を維持するためにも重要な役割を果たしています。ほかにも、公園や集会所などの公共施設の修繕や維持管理にも町内会費が使われているとされています。
こうした施設は、地域の交流や活動を支える場として欠かせない存在です。なお、防犯カメラの設置や街灯の維持など、防犯にも活用されていて、地域の安全性向上にも貢献していると考えられます。